おしごとのおはなし パティシエ 父さんはドラゴン・パティシエ

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おしごとのおはなし パティシエ 父さんはドラゴン・パティシエ

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ネットで話題になっている、すっごく腕のいい「ドラゴン・パティシエ」って何者? うちの父さんは、『パティスリー・ウフ』のパティシエだけど、「パティシエっていうより、ラーメン屋のおじさんってかんじ」なんて友だちに言われちゃっている。ドラゴン・パティシエではなさそうだけど、父さんのつくる生クリームは絶品で、いちごのショートケーキは、うちの一番人気なんだ。

ある日の午後、まっくらな空がむらさき色に光ったと思ったら、いなずまがぼくと父さんの前に落ちてきた! 白いけむりがあがって、そこにいたのは、なんとつばさのある竜だったんだ!!
竜は「わが君のバースデー・ケーキとやらをつくっていただきたい」と言ったかと思うと、父さんをこわきにかかえて、かるがると飛びあがった! ぼくは父さんにひっしにしがみつき、気がついたら竜の世界に連れてこられてしまったんだ。
竜の注文は「わが君が気に入るケーキをつくること」。でも、どんなケーキが気に入るのかな……。
パティシエがうれしいのは、つくったケーキを心からよろこんでもらえたとき。お祝いのときに出されるケーキは、かくべつです。そして、パティシエが幸せを感じるのは、食べてくれる相手が竜であっても同じなんです。


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書誌情報

紙版

発売日

2016年02月25日

ISBN

9784062198929

判型

A5

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

ページ数

80ページ

電子版

発売日

2018年02月23日

JDCN

06A0000000000014422K

著者紹介

作: 柏葉 幸子(カシワバ サチコ)

1953年、岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞大賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞。近著に『岬のマヨイガ』(講談社)、『モンスター・ホテルでひみつのへや』(小峰書店)など。

絵: 中村 景児(ナカムラ ケイジ)

1948年、熊本県生まれ、鹿児島県育ち。桑沢デザイン研究所卒業。グラフィックデザインの仕事を経て、児童書、絵本の仕事に。おもな絵本に『ぼくのペットはドラゴン?』(岩崎書店)、『グリーンマントのピーマンマン』(さくらともこ作、岩崎書店)、『大きなきゃべつ』(岡信子作、世界文化社)など多数。挿絵を担当した児童書に『ぼくは、いつでもぼくだった』(くもん出版)などがある。出版のかたわら、独自の不思議な世界観を描きたくて個展を開催している。日本児童出版美術家連盟会員、現代童画会常任委員。

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