ピロウボーイとうずくまる女のいる風景

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ピロウボーイとうずくまる女のいる風景

ピロウボーイトウズクマルオンナノイルフウケイ

文芸(単行本)

貧困のどん底からキムラに救われた絢野クチルは、政治家を目指して大学に通い、夜はピロウボーイとして女たちと関係をもつ。女たちはみな問題を抱えているが、クチルとの関わりのなかで、立ち直っていく。一方、クチルの部屋には、謎の同級生知紅が押しかけて居候となり、クチルの帰りを待っている――。〈政治〉と〈愛〉と〈ミステリ〉。アガサ・クリスティー賞作家が挑む新境地。


――ピロウボーイ。要するに、枕少年だ。
さまざまな女性と関係をもつ。関係とは限らない。精神的なよりどころとして話し相手になることを求められる場合もあれば、ただ側で眠ってほしいと頼まれるだけのときもある。いずれにせよ、その代償としてピロウボーイは女たちから金銭を得たり、〈世話を焼く〉という形で援助される――

貧困のどん底からキムラに救われた絢野クチルは、政治家を目指して大学に通い、夜はピロウボーイとして女たちと関係をもつ。
「シェイクスピアを読む女」「バッハしか愛せない女」「ドヌーヴに似た女」「リキテンスタインを待つ女」
女たちはみな問題を抱えているが、クチルとの関わりのなかで、立ち直っていく。一方、クチルの部屋には、謎の同級生知紅が押しかけて居候となり、クチルの帰りを待っている――。

〈政治〉と〈愛〉と〈ミステリ〉。アガサ・クリスティー賞作家が挑む新境地。


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目次

「シェイクスピアを読む女」
「バッハしか愛せない女」
「ドヌーヴに似た女」
「リキテンスタインを待つ女」

書誌情報

紙版

発売日

2016年02月17日

ISBN

9784062199278

判型

四六変型

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

264ページ

電子版

発売日

2016年04月22日

JDCN

0621992700100011000M

著者紹介

著: 森 晶麿(モリ アキマロ)

1979年静岡県生まれ。2011年に第1回アガサ・クリスティー賞を受賞した『黒猫の遊歩あるいは美学講義』に始まる「黒猫シリーズ」の他、『ホテル・モーリス』『COVERED M博士の島』『恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち』『かぜまち美術館の謎便り』『偽恋愛小説家』『そして、何も残らない』『葬偽屋は弔わない 殺生歩武と5つのヴァニタス』などがある。

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