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のっぴき庵
ノッピキアン
- 著: 高橋 洋子

伊豆にある老人ホーム「のっぴき庵」の入居者は、仕事がないベテラン役者のみ。大スターの入居、脇役俳優の失踪、女優の結婚宣言など、一癖も二癖もある面々が起こす騒動はオーナー・今村富夫の悩みの種だ。そんな気苦労の絶えない富夫は考え続ける――「『人生、半ばあきらめて、終着駅を待っている』と口にする“のっぴきならない”彼らに、僕は何ができるのだろうか」と。そして、思わぬトラブルをきっかけに大きな賭けに出た!
伊豆にある老人ホーム「のっぴき庵」の入居者は、仕事がないベテラン俳優や女優のみ。大スターの入居、脇役俳優の失踪、女優の結婚宣言など、一癖も二癖もある面々が起こす騒動はオーナー・今村富夫の悩みの種だ。そんな気苦労の絶えない富夫は考え続ける――「『人生、半ばあきらめて、終着駅を待っている』と口にする“のっぴきならない”彼らに、僕は何ができるのだろうか」と。そして、思わぬトラブルをきっかけに、大きな賭けに出た!
「思い通りにならないときこそ、
過去をふり返れば、新しい生き方が見えてくる」
女優初の芥川賞候補になった作家が描く“元気になれる”物語。
「中高年は、面白くて、深い。
この作品はドラマになる!」
俳優・田中健さん絶賛!!
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目次
のっぴき庵
いくつになっても
まぼろしの馬
それでも幕は開く
書誌情報
紙版
発売日
2016年04月21日
ISBN
9784062200134
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
226ページ
電子版
発売日
2016年05月27日
JDCN
0622001300100011000Q
著者紹介
1953年東京都生まれ。 1981年、初執筆の「雨が好き」で第7回中央公論新人賞を受賞。1982年、「通りゃんせ」は第87回芥川賞の候補作となる。その他、多くの小説やエッセイを上梓した。 また女優としても活動。1972年、文学座附属演劇研究所に入所。同年、映画『旅の重さ』の主役として鮮烈デビュー。1973年にはNHK朝の連続テレビ小説『北の家族』のヒロインを務め、人気を博した。以降、数多くの映画やテレビに出演。1974年にはエランドール新人賞を受賞。映画「八重子のハミング」(2017年公開予定)で28年ぶりに銀幕復帰することが決定した。