パレイドリア・フェイス 水鏡推理

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パレイドリア・フェイス 水鏡推理

パレイドリアフェイススイキョウスイリ

文芸(単行本)

〈人の死なないミステリ、謎は深まる〉大地震の後、山中に出現した巨大な土の塊。人の顔そっくりの隆起は「人面塚」と名付けられ、マスコミが殺到する。地球の成り立ちの常識を変える現象に、文科省タスクフォースのヒラ事務官・水鏡瑞希が挑む。「最近の事件とも共鳴する、胸躍るミステリー。その膨大な知識と緻密な構成に脱帽。水鏡瑞希は、時代が求めるヒロインだ!」―茂木健一郎(脳科学者)


腐敗に塗れた霞が関、官僚支配にたった一人立ち向かう女子事務官。話題沸騰の下克上ミステリ第3弾、金箔豪華装丁の単行本版。

大地震の後、山中に出現した巨大な土の塊。人の顔そっくりの隆起は「人面塚」と名付けられ、マスコミが貧村に殺到する。その隣村では地球のN極S極が逆転する現象の新たな証拠が見つかる。立て続けに発見された地球の成り立ちの常識を変える二大現象に、文科省タスクフォースのヒラ事務官・水鏡瑞希が挑む。

最近の事件とも共鳴する、胸躍るミステリー。その膨大な知識と緻密な構成に脱帽。水鏡瑞希は、時代が求めるヒロインだ!―茂木健一郎(脳科学者)

松岡圭祐の物語構築力は驚くばかりだ。シリーズの通しテーマともいうべき文科省の伏魔殿ぶりも詳らかにされ、社会派作品としても読み応えのあるものになっている。―香山二三郎(コラムニスト・文芸評論家)

科学の不正を糺すため、真理の鉄槌をおろす女神。ここに降臨! 地震によって起こった土地の隆起が、人の顔に見えることから起こった騒動を解明していく、女性国家公務員。人々の善意と悪意が交錯し、官僚たちの思惑に踊らされる庶民を助けるため、たった一人で立ち向かう。実に痛快な物語である。―東えりか(書評家)

パレイドリア(Pareidolia)とは?
雲の形が顔に見えたり、壁のしみの形が動物や虫に見えたりと、不定形の対象物が違ったものに見える現象。一度その現象に陥ってしまうとその知覚からなかなか逃れられない。

(講談社文庫版も同日刊行です)


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書誌情報

紙版

発売日

2016年06月14日

ISBN

9784062201346

判型

四六

価格

定価:2,090円(本体1,900円)

ページ数

330ページ

著者紹介

著: 松岡 圭祐(マツオカ ケイスケ)

まつおか・けいすけ 1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーになる。代表作の『千里眼』シリーズ(大藪春彦賞候補作)と『万能鑑定士Q』シリーズを合わせると累計1000万部を優に超える人気作家。『万能鑑定士Q』シリーズでブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞した。累計100万部を超える『探偵の探偵』シリーズは北川景子主演によりテレビドラマ化された。2016年、『万能鑑定士Q』『探偵の探偵』両シリーズのダブル完結編『探偵の鑑定』(1・2)を講談社文庫より刊行。著書には他に、『ジェームズ・ボンドは来ない』『ミッキーマウスの憂鬱』などがある。本作は『水鏡推理』シリーズの第3作。

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