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花や今宵の
ハナヤコヨイノ
- 著: 藤谷 治

小学校4年生の12月、季節外れの桜が咲き乱れる山で姿を消した少女。彼女に何があったのか。時は巡り、大人になって東京で暮らす元同級生の男が、事件の起きた山に帰ってくる。平家の末裔の里であるこの地には、不思議な力があるという。郷愁ただよう少年少女小説は思わぬ展開をたどり、めくるめく世界へと読者をいざなう。
小学校4年生の12月、季節外れの桜が咲き乱れる山で姿を消した少女。彼女に何があったのか。
時は巡り、大人になって東京で暮らす元同級生の男が、事件の起きた山に帰ってくる。平家の末裔の里であるこの地には、不思議な力があるという。
郷愁ただよう少年少女小説は思わぬ展開をたどり、めくるめく世界へと読者をいざなう。
書誌情報
紙版
発売日
2016年09月14日
ISBN
9784062202695
判型
四六変型
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
234ページ
初出
本書は、「小説現代」2015年11月号~2016年6月号に連載されたものに、加筆、修正しました。
著者紹介
1963年東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。2003年、『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』でデビュー。'08年、『いつか棺桶はやってくる』で三島由紀夫賞候補。'10年、『船に乗れ!』三部作で本屋大賞第7位。'14年、『世界でいちばん美しい』で第31回織田作之助賞受賞。他の著書に、『遠い響き』『茅原家の兄妹』『あの日、マーラーが』、エッセイ集『こうして書いていく』など多数がある。