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理科準備室のヴィーナス
リカジュンビシツノヴィーナス
- 著: 戸森 しるこ
産経児童出版文化賞受賞作家の甘美な愛の物語。ひこ・田中氏絶賛。──私たちの学年の理科の先生は、洋風の印象的な顔立ちをしている。そして、結婚していないのに、子どもがいるっていうウワサ。私はその先生の真似をして髪を伸ばし始めた。そして、先生をみつめる生徒は、もうひとりいた。先生が理科準備室でくれる美味しくて可愛いお菓子と愛の時間。
私たちの学年の理科の先生は、洋風の印象的な顔立ちをしている。
そして、結婚していないのに、子どもがいるっていうウワサ。
私はその先生の真似をして髪を伸ばし始めた。
そして、先生をみつめる生徒は、もうひとりいた。
先生が理科準備室でくれる美味しくて可愛いお菓子と愛の時間。
<書店員さんからのコメント>
遠い昔に味わった、他者を求めているのに、どうにもコントロールできず、押し寄せる感情の疼きに翻弄されていた、あの頃の自分を思い出しました。ジュンク堂書店藤沢店鈴木さん
瞳は決して「ふつう」の女の子ではない。自分を曲げない。誰にも解決することができないはがゆさが切ない。長谷川書店ネスパ店永島さん
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目次
もくじ
1 箸で食べるエクレアと、白衣の女神
2 正木くんの秘密と、場違いな三色団子
3 三人の名前と、深夜のコーンスープ
4 塩味のサヴァランと、くせのあるふたり
書誌情報
紙版
発売日
2017年08月24日
ISBN
9784062206341
判型
四六
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
210ページ
電子版
発売日
2017年08月25日
JDCN
06A0000000000002344K
著者紹介
1984年 埼玉県生まれ。武蔵大学経済学部経営学科卒業。東京都在住。『ぼくたちのリアル』で第56回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。同作で日本児童文芸家協会児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。二作目に『十一月のマーブル』がある。