散り行く花

止むに止まれぬ動機から女性たちが犯した犯罪。彼女たちの前に現れたのは、美人画で有名な人気絵師だった。「その美を僕の手で永遠に残してみたい」とモデルを頼む一方、幾重にも隠したはずの罪にも巧みに迫っていく。思いもよらない一点から論理的に真相が導き出される鮮やかさ。「このミステリーがすごい！」大賞優秀賞受賞作家がついに書きえた新たな傑作！

目次

徒花ノ微笑
躑躅ノ毒
瓜ノ顔
柚ノ手
蜜柑ノ種
徒花ノ微笑（承前）

書誌情報

紙版

• 発売日: 2017年08月23日
• ISBN: 9784062206921
• 判型: 四六
• 価格: 定価：1,760円（本体1,600円）
• ページ数: 290ページ

電子版

• 発売日: 2017年09月01日
• JDCN: 06A0000000000003975E

著者紹介

著： 伽古屋　圭市（カコヤ　ケイイチ）

1972年大阪府生まれ。公務員退職後、『パチプロ・コード』で第八回『このミステリーがすごい！』大賞優秀賞を受賞し2010年にデビュー。