緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~

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緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~

ミドリノマドグチジュモクトラブルカイケツシマス

文芸(単行本)

新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹。早速「庭にあるスギの伐採をめぐって家族仲がギスギスしています。なんとかしてください」との依頼が届く。そう、ここは市民の樹木トラブルを解決する部署だった! 花粉症で樹木嫌いの先輩・岩浪とともに依頼先に向かった天野は、スギを愛でている先客と出会う。「柊紅葉といいます。樹木医です。」清楚な美人の登場に胸をときめかせる天野だったが……。


「全ては樹木が語ってくれました」

『闇に香る嘘』『生還者』で注目の乱歩賞作家が挑む新境地。
樹木トラブルの裏には、人の“想い”が隠れている!
笑って泣ける、人の心と樹木をつなぐ6つの連作ミステリー


新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹。
えっ…、それって切符を買うところじゃ……。
疑問を抱いたのも束の間、「庭にあるスギの伐採をめぐって家族仲がギスギスしています。なんとかしてください」との依頼が届く。
そう、ここは市民の樹木トラブルを解決する部署だった!
花粉症で樹木嫌いの先輩・岩浪とともに依頼先に向かった天野。
しかし、そこにはスギを愛でる先客が。
「柊紅葉といいます。樹木医です。」
清楚な美人の登場に胸をときめかせる天野だったが、事態は意外な展開を見せ……。


  • 前巻
  • 次巻

目次

プロローグ
症例1 スギを診せてください
症例2 クヌギは嘘をつきません
症例3 モッコクの落とし物です!
症例4 ソメイヨシノは実は、
症例5 チャボヒバを前に無力です……
症例6 全ては、樹木が語ってくれました
エピローグ

書誌情報

紙版

発売日

2017年08月23日

ISBN

9784062207102

判型

四六変型

価格

定価:1,705円(本体1,550円)

ページ数

322ページ

初出

「プロローグ」「症例1 スギを診せてください」は、「小説現代」2016年9月号に掲載された「緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~」を加筆・修正したものです。その他の章は、書き下ろしです。

収録作品

  • 作品名

    プロローグ

    初出

    『小説現代』2016年9月号に掲載された「緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~」を加筆・修正したもの。

  • 作品名

    症例1 スギを診せてください

    初出

    『小説現代』2016年9月号に掲載された「緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~」を加筆・修正したもの。

  • 作品名

    症例2 クヌギは嘘をつきません

    初出

    書き下ろし

  • 作品名

    症例3 モッコクの落し物です!

    初出

    書き下ろし

  • 作品名

    症例4 ソメイヨシノは実は、

    初出

    書き下ろし

  • 作品名

    症例5 チャボヒバを前に無力です……

    初出

    書き下ろし

  • 作品名

    症例6 全ては、樹木が語ってくれました

    初出

    書き下ろし

  • 作品名

    エピローグ

    初出

    書き下ろし

著者紹介

著: 下村 敦史(シモムラ アツシ)

1981年京都府生まれ。2014年に『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」国内部門2位、「このミステリーがすごい! 2015年版」国内編3位と高い評価を受ける。翌年に発表した短編「死は朝、羽ばたく」が第68回日本推理作家協会賞短編部門候補に、『生還者』が第69回日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補となった。他の作品に『難民調査官』『サイレント・マイノリティ 難民調査官』の「難民捜査官」シリーズ、『叛徒』『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』がある。