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仮面の君に告ぐ
カメンノキミニツグ
- 著: 横関 大

涌井和沙は、目を覚ますと病院のベッドにいた。戸惑っているうちに、「モリさん、目覚めたんですね」と看護師から声がかかる。沸き起こる違和感に鏡をのぞいた和沙は驚愕する。映っていたのは赤の他人だったのだ。身体だけが別人になってしまったことにパニックになる中、追い打ちをかけるように新たな事実が判明する。涌井和沙は一年前、何者かに殺害されたというのだ! 衝撃のラストに思わず震える再読必至のミステリー!
そんな、嘘でしょ……。
目を覚ませば、身体は別人。
しかも“私”は一年前に殺されていた?!
犯人への復讐に燃える恋人を前に、果たして何ができるのか。
涌井和沙は、目を覚ますと病院のベッドにいた。戸惑っているうちに、「モリさん、目覚めたんですね」と看護師から声をかけられる。沸き起こる違和感に鏡をのぞいた和沙は驚愕する。そこに映っていたのは赤の他人――森千鶴だった。意識はそのまま、身体は他人になってしまったことにパニックになった和沙は、恋人の慎介を頼ろうとするも、慎介は自分に気づいてくれない……。胸が潰れそうになる中、追い打ちをかけるように新たな事実が判明する。一年前、涌井和沙は何者かに殺害されたというのだ。千鶴の弟・潤の力を借り、少しずつ事態を把握していく和沙だったが、なにやら慎介が不穏な動きを見せ始め……。
一組のカップルに訪れた、奇跡の十日間。
そのラストに思わず“震える”再読必至のミステリー!
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書誌情報
紙版
発売日
2017年12月14日
ISBN
9784062208970
判型
四六変型
価格
定価:1,705円(本体1,550円)
ページ数
322ページ
著者紹介
1975年、静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。2010年、『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞。同作は、江口洋介、堤真一、常盤貴子、香川照之、北村有起哉、長澤まさみらでドラマ化された。主著に、ピザの宅配人と立てこもり犯の絆を描く『グッバイ・ヒーロー』、脱走犯と女性トラック運転手が出会う『チェインギャングは忘れない』、タクシー運転手が活躍するミステリー『スマイルメーカー』、泥棒の娘と刑事の息子の家族騒動『ルパンの娘』、市民の悩みを解決するピエロたちの群像劇『ピエロがいる街』などがある。