雪子さんの足音

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雪子さんの足音

ユキコサンノアシオト

文芸(単行本)

東京に出張した僕は、新聞記事で、大学時代を過ごした高円寺のアパートの大家の雪子さんが、熱中症でひとり亡くなったことを知った。20年ぶりにアパートを訪ねようと向かう道で、僕は、当時の日々を思い出していく。


東京に出張した薫は、新聞記事で、大学時代を過ごしたアパートの大家・雪子さんが、熱中症でひとり亡くなったことを知った。
20年ぶりにアパートに向かう道で、彼は、当時の日々を思い出していく。

人間関係の襞を繊細に描く、著者新境地の傑作!

第158回芥川賞候補作。


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書誌情報

紙版

発売日

2018年02月02日

ISBN

9784062209830

判型

四六

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

130ページ

電子版

発売日

2018年01月12日

JDCN

06A0000000000014249V

初出

「群像」2017年9月号

著者紹介

著: 木村 紅美(キムラ クミ)

1976年兵庫県生まれ。小学校6年生から高校卒業まで宮城県仙台市で過ごし、現在の実家は岩手県盛岡市。明治学院大学文学部芸術学科卒。2006年に「風化する女」で文學界新人賞を受賞。08年「月食の日」で第139回芥川賞候補、13年『夜の隅のアトリエ』で第35回野間文芸新人賞候補となる。その他の著書に『イギリス海岸 イーハトーヴ短篇集』『見知らぬ人へ、おめでとう』『春待ち海岸カルナヴァル』『まっぷたつの先生』などがある。

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