
マイページに作品情報をお届け!
バルス
バルス
- 著: 楡 周平

世界最大ネット通販会社《スロット》は、極限に達した物流システムに支えられていた。生命線の宅配便トラックがテロの標的になった時、日本中が機能不全に陥る。格差社会への不満を抱えた「バルス」と名乗る人物による犯行声明がマスコミに届き、次の犯行予告が伝えられた。宅配会社は荷物の受け付けを中止すると、それに伴いネット通販会社の出荷も停止、あらゆる産業で事業が滞りはじめた。バルスは予想外の要求を突きつける!
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2018年04月26日
ISBN
9784062209847
判型
四六変型
価格
定価:1,815円(本体1,650円)
ページ数
386ページ
初出
本書は、山口新聞・新潟日報・上毛新聞・岐阜新聞(夕刊)・神奈川新聞・茨城新聞・千葉日報・琉球新報・山陰中央新報・静岡新聞(夕刊)に連載されたものに加筆しました。
著者紹介
1957年生まれ。慶應義塾大学大学院修了。米国企業在職中の1996年に発表した初の国際謀略小説『Cの福音』がベストセラーに。翌年から作家業に専念、綿密な取材と圧倒的なスケールの作品で読者を魅了し続けている。主な著書に『象の墓場』『プラチナタウン』『ドッグファイト』『和僑』『レイク・クローバー』などがある。