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連句
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病篤き嵐山の枕頭に一夜で成った入魂の四吟四歌仙「此ほとり」、後継者几董を世に推すべく彫心鏤骨の推敲を重ねた両吟二歌仙「もゝすもゝ」――これらを初めとする離俗高雅・豊潤妍麗な蕪村連句の魅力を、余す所なく伝える1巻。元文3年宋阿門宰町として初見参した「面白の」百韻から、没後天明4年序の高天付句集「花の友」が採る付合まで、総数125の作品すべてに、厳密に校訂を加え周到な語釈・句解・付合説明を註した完全版。
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目次
●宝暦以前(-1751)
面白の(百韻)恋の義理ほど(百韻付合)虱とる(付合)
ほか百韻一・歌仙七・三つ物三・付合一
●宝暦期(1751-1764)
秋もはや(歌仙)杖になる(四十四)此法や(百韻)
ほか百韻二・歌仙二・半歌仙二・未完連句二・付句一
●昭和期(1764-1772)
紅梅の(歌仙)物いふも(歌仙)木のはしの(歌仙)
ほか歌仙七・三つ物六
●安永前期(1772-1776)
罷出た(歌仙)行年の(歌仙)頭へや(歌仙)
ほか百韻一・歌仙二十六・半歌仙二・三つ物九・未完連句九・付合四
●安永後期(1777-1781)
歳旦を(歌仙)春や(歌仙)夕風に(歌仙)
ほか歌仙八・半歌仙二・未完連句八・付合三
●天明期(1781-1783)
耳目肺腸(歌仙)涕かみて(十句)いとによる(十二句)
ほか歌仙四・半歌仙二・未完連句五・付合一・付句四
[付録]
几董著「附合てびき蔓」「俳諧もゝすもゝ」関係几董宛蕪村書簡ほか
書誌情報
紙版
発売日
2001年09月19日
ISBN
9784062522021
判型
A5
価格
定価:10,780円(本体9,800円)
ページ数
616ページ
著者紹介
著・その他: 丸山 一彦(マルヤマ カズヒコ)
著・その他: 永井 一彰(ナガイ カズアキ)
著・その他: 長島 弘明(ナガシマ ヒロアキ)
著・その他: 光田 和伸(ミツタ カズノブ)
著・その他: 満田 達夫(ミツダ タツオ)