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背徳のオイディプス
ハイトクノオイディプス

このあとの丹野(たんの)の台詞は、聞いてはいけないような気がした。聞いたら最後、もう2度と幸せにはなれないような予感がする。静流(しずる)は無意識に耳をふさごうとしたが、無情にも間に合わなかった。「静流くんの父親は、国塚(くにづか)じゃないか」その瞬間静流の周りからすべてが消えた。……愛していたのだ。血のつながりがあると知った今でも、まだ国塚を愛している。なんて、なんて罪深い……!
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目次
プロローグ
SCENE1
SCENE2
SCENE3
SCENE4
SCENE5
SCENE6
SCENE7
SCENE8
SCENE9
SCENE10
SCENE11
SCENE12
SCENE13
SCENE14
エピローグ
書誌情報
紙版
発売日
1996年07月05日
ISBN
9784062552462
判型
A6
価格
定価:556円(本体505円)
ページ数
284ページ
シリーズ
講談社X文庫
電子版
発売日
2009年09月11日
JDCN
0625524600100011000X