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妖狐の舞う夜
ヨウコノマウヨルレイキキダン

祖父と祖母とに囲まれて、少年は育った。少年の父は、少年の幼い頃に亡くなっていた。──母もなかった。母は、父の死後まもなく、他の男とどこかに姿を消したと聞いた。それだから、母を慕えば、叱責された。厭な言葉も聞かされた。だが少年は、老いた祖父母に寄りそうようにして、日々を送っていた。そうして、──あの日、祖父の首筋に異様な赤痣(あかあざ)を発見したとき、すべては一変したのだ! 鬼気の燐光ゆれる、サイキック・ホラー!
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書誌情報
紙版
発売日
1997年07月25日
ISBN
9784062553100
判型
A6
価格
定価:517円(本体470円)
ページ数
228ページ
シリーズ
講談社X文庫
電子版
発売日
2005年02月10日
JDCN
0625531000100011000F