
ケルンの聖女 法廷士グラウベン
ケルンノセイジョホウテイシグラウベン

被告は欧州(ヨーロッパ)の未来!どう裁くグラウベン!?
息もつかせぬ逆転の連続――中世法廷サスペンス
ドイツの有力産業都市ケルン。その独立を訴えた聖なる少女マリア。あまりに無謀な裁判。勝算はあるのか!
ケルン――ドイツ随一の商都からグラウベンのもとに使者がやってきた。市長と商人、そして美しい少女。彼らはケルンのドイツからの独立を訴え出た。ケルン市を神聖ローマ帝国から離れたいというのだ。まさに前代未聞の訴え。ヨーロッパの秩序そのものの破壊である。美しき法廷士はこの依頼を受けた。そして、勝利する自信があると――。帝国皇帝、選帝侯(せんていこう)たちまで駆けつけるなか、グラウベンの舌鋒(ぜっぽう)は、天をも貫く!
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書誌情報
紙版
発売日
2001年10月05日
ISBN
9784062555753
判型
A6
価格
定価:759円(本体690円)
ページ数
384ページ
シリーズ
講談社X文庫