
朱い、夜の鳥籠。 蛇々哩姫
アカイヨルノトリカゴタタリヒメ

カイに差し出された手に、凪(なぎ)は……。
タタリ姫の<因子>を手に入れる命(めい)を受け、京都を訪れた凪を迎えたのは、死を覚悟した少年。そして、凪を追うカイが!?
倉宮(くらみや)一族は、かつて、人の命を恣(ほしいまま)にしたために封印されたタタリ姫の魂を甦(よみがえ)らせようとしていた。凪は、三つ目の<因子>を手に入れる命を受け、京都にある旧家・芹埜(せりの)家に潜入することに。しかし、そこで凪を迎えたのは、死を覚悟し自らの内に潜む因子を差し出そうとする少年・陸だった。そして、敵対する「ハン」に入るように勧めるエージェントのカイの存在に、揺れる凪の心の行方は!?
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
2005年04月03日
ISBN
9784062557955
判型
A6
価格
定価:660円(本体600円)
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社X文庫