
城と女たち(下)
シロトオンナタチテンシュカクニヒメラレタアイゾウノドラマ
- 著: 楠戸 義昭

秀吉が天下を統一し、家康が太平の世を築いたが、女は相変わらず政略の道具だった。しかし男たちの歴史の陰に隠れながら、実は女が歴史を動かしていた!!
戦乱が柊わり、太平の世が来ると、城は戦いのための要塞から権力の象徴に形を変えた。だが女たちは相変わらず男たちの政略の道具でしかなく、幾多の悲運や悲恋のドラマとして語り継がれてきた。しかし、城と城にゆかりのある女性たちの生涯を追って、全国をくまなく取材した後に、浮かんできたものは、幸世を求めて「強く、したたか」に生きた女の姿だった。
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書誌情報
紙版
発売日
1998年04月20日
ISBN
9784062562591
判型
A6
価格
定価:1,034円(本体940円)
通巻番号
ページ数
446ページ
シリーズ
講談社+α文庫
初出
1988年7月と10月、毎日新聞社より刊行された『城と女』上・下巻を、文庫収録にあたり、新たな項目を追加し、さらに加筆・補筆した