チョウのフェロモン、キリンの快楽

チョウのフェロモン、キリンの快楽

チョウノフェロモンキリンノカイラクチョットエッチナセイブツガク

講談社+α文庫

ヒトに比べ、生物たちの性はかくもイヤラシくて真剣だ!!
近親相姦、不倫に乱交。人間界のアブノーマルも、生物には子孫繁栄のための正常行為。植物から虫、動物までタブーなき彼らが教えてくれる性の深淵。

快楽に重きをおくヒトに比べ、子孫繁栄のみを追求する生物たちの性の、なんと深淵で聖なることか。相手が人の夫だろうが自分の娘だろうが、とどのつまりはやらなきゃ種族が絶えてしまうからだ。
産ませるオス、産むメスの微妙な力関係に着目しながら、華麗な桜の淫乱な生殖作戦や射精のためだけに生きるアンコウの悲しいオスなど、自然界を舞台とした高尚なる猥談(わいだん)・秘話・裏話。


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書誌情報

紙版

発売日

1998年12月16日

ISBN

9784062563123

判型

A6

価格

定価:770円(本体700円)

通巻番号

ページ数

282ページ

シリーズ

講談社+α文庫

初出

1993年4月、みずき出版から刊行された『ちょっとHな生物学』を、文庫収録にあたり加筆、再編集し、改題した

著者紹介