
殺人と犯罪の深層心理
サツジントハンザイノシンソウシンリコウゲキガンボウトイウヒトノホンショウ
- 著: 福島 章

盗みも殺しも無意識の奥の遺伝子の記憶が引きおこす!!
狩猟時代、人類の祖先が味わった「敵を征服し勝利する快感」。現代人の心の深層に流れる「狩人」の血に着目して、凶悪犯罪の発生原因を鮮やかに解き明かす!!
犯罪心理学者として精神科医として多数の精神鑑定経験を持つ著者が、いつも抱く疑問がある。
──犬や猫ですら仲間を殺さないのに、理性も感情もある人間が、なぜ殺人を犯すのか?──
現代人の脳と心の奥には、狩猟時代の人類の祖先たちの血が流れ、「相手を征服し、勝利の快感を得る」願望があるからだ。ヒトという種に潜む本性に着目しながら、今までにない視点で凶悪犯罪の発生原因を明らかにする。
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書誌情報
紙版
発売日
1999年07月19日
ISBN
9784062563567
判型
A6
価格
定価:704円(本体640円)
通巻番号
ページ数
274ページ
シリーズ
講談社+α文庫
初出
1996年3月、青土社より刊行された『ヒトは狩人だった』を文庫収録にあたり改題、加筆修正し、再編集したもの