
大病院「手術名医」の嘘
ダイビョウインシュジュツメイイノウソ

患者を無用な手術へと巧みに誘導する外科医療の実態!!
巧妙な言い回しや恫喝(どうかつ)まがいの「インフォームド・コンセント」にだまされる患者たち。手術大国日本の寒々しい現状を克明に検証し告発した衝撃の書!!
「インフォームド・コンセント」とは名ばかりで、他の治療法の吟味も不十分なまま危険な手術に誘導され、医療事故に巻き込まれるケースが後を絶たない。相手が「手術の名手」「神の手」といわれる人物ならなおのこと、手術へと導かれる列車から患者が降りることは難しい。メスの前では、社会的地位も財産も無力。キャスターの逸見政孝、山川千秋の両氏、政商小佐野賢治氏などの著名人の例を詳細に検証しながら、外科医療の暗部に鋭く斬り込んだ衝撃作!
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
2004年04月22日
ISBN
9784062568364
判型
A6変型
価格
定価:817円(本体743円)
通巻番号
ページ数
307ページ
シリーズ
講談社+α文庫
初出
’95年、新潮社より刊行された『がんは切ればなおるのか』(’98年、同名で新潮文庫)を改題し、加筆・訂正ならびに再編集。
著者紹介
解説: 池田 清彦(イケダ キヨヒコ)