
角栄以後 上
カクエイイゴソノイデンシ
- 著: 岩見 隆夫

キングメーカーのDNAは、永遠不滅!主(あるじ)なきあとも生きつづける偉大な力の結晶!
角栄は死なず!
田中角栄という天才的な風雲児が政権を去ったのが1974年11月、その後、ロッキード事件で手負いの身となりながらも勢威(せいい)衰えず、世を去った。振り返ってみると、いまに至るも日本の政界に「死せる角栄」の体臭が色濃く染みついていることに気づく。細川護煕(もりひろ)、羽田孜(つとむ)、橋本竜太郎、小渕恵三の4人は角栄直系の門下生であり、小泉首相の政治姿勢には「反角栄」を強く意識したところがある。つまり、角栄DNAを抜きにして、いまの政治と政治家は解剖できないのだ。
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書誌情報
紙版
発売日
2005年01月22日
ISBN
9784062569071
判型
A6変型
価格
定価:922円(本体838円)
通巻番号
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社+α文庫
初出
『近聞遠見』5巻(毎日新聞刊)に掲載されていたものを抜粋し、上下巻として再編集して改題し、文庫化。