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反ナショナリズム
ハンナショナリズム
- 著: 姜 尚中

帝国の妄想と国家の暴力に抗する――アカデミズムが捉える政治の「本質」!「国家と戦争」の名著!
ナショナリズムの勃興が早熟的に帝国主義的な膨張につながり、ウルトラ化の果てに破綻することでそのサイクルを終えた20世紀の日本にとって、中国と韓国のナショナリズムの脅威感は、国家に求心力を求めるネオ・ナショナリズムの拡がりを促すことになった。このナショナリズムの逆流が、歴史修正主義の装いのもとに過去の歴史の清算を迫る「従軍慰安婦」をはじめとする数々の戦争犠牲者たちの「証言」に強い反発を示したのは、ある意味で当然であった。
ⒸKang Sang-jung
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書誌情報
紙版
発売日
2005年09月22日
ISBN
9784062569460
判型
A6変型
価格
定価:922円(本体838円)
通巻番号
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社+α文庫
電子版
発売日
2023年06月02日
JDCN
06A0000000000648871L
初出
’03年5月に教育史料科出版会より刊行された、姜尚中氏の評論集『反ナショナリズム』を加筆・修正し、文庫本化。