
戦艦大和の遺産(上)
センカンヤマトノイサン
- 著: 前間 孝則

高度経済成長を牽引した真藤恒の思想とその底にある価値観、意識を明らかにする!!
不沈艦神話、再び!
敗戦による混乱と貧困から抜け出せないでいた昭和20年代前半、GHQに占領された呉海軍工廠(こうしょう)は荒廃し、技師たちは無気力な日々を送っていた。そんな中、造船界の異端児・真藤恒(しんとうひさし)は、「海運王」ラドウィックと手を組み、当時としては画期的な手法で数々の船舶を建造し、戦後復興の先駆けとなった。船体は海底に沈もうとも、失われなかった「大和」の技術遺産。戦後、日本の造船業は、いかにその荒廃を生き抜き、のし上がっていったのか。その軌跡のすべてを追う。
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
2005年11月19日
ISBN
9784062569811
判型
A6変型
価格
定価:1,026円(本体933円)
通巻番号
ページ数
464ページ
シリーズ
講談社+α文庫
初出
『世界制覇(上)ー戦艦大和の技術遺産』’00年4月(小社より刊行)を文庫化にあたり改題、再編集した。