
ここまでわかった!女の脳・男の脳
ココマデワカッタ!オンナノノウ・オトコノノウセイサヲメグルサイシンホウコク
- 著: 新井 康允

最新脳科学から性差を考える。女の子が人形やぬいぐるみを好み、男の子が飛行機や車のおもちゃを好むのは、実は親や社会がそうしむけるからだけではなく、生まれながらに男女で脳が色分けされているからなのです。また、女性が精神的パニックに陥りがちなのは、左脳と右脳を結ぶ回線がショートしやすいためらしいということもわかってきました。さらに同性愛についても、脳の随所で構造的な違いが発見され、単なる心の問題ではなくなってきました。本書では、MRIなど最新機器の導入により、かつてのマウスではなく実際の人間の脳でわかってきた脳の性差の最新知見を紹介します。
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目次
第1章 脳の性差は進化上の戦略か
第2章 ヒトを男にするものは何か
第3章 幼児の遊びに見る男女差
第4章 男と女の得意・不得意
第5章 ハードウェアとしての脳の男女差
第6章 左脳と右脳をつなぐ性差
第7章 同性愛の脳と心
第8章 情動脳における男女差
第9章 男に数学者が多いのはなぜ?
第10章 心の病気に性差があるか
第11章 男と女の攻撃性
書誌情報
紙版
発売日
1994年02月15日
ISBN
9784062570053
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
1005
ページ数
182ページ
シリーズ
ブルーバックス