進化から見たヒトの行動

進化から見たヒトの行動

シンカカラミタヒトノコウドウシハイスルノハイデンシカ?

ブルーバックス

人間の行為を生物学見地から解読すると、何がわかるか!?
「男みたいに血道をあげちゃだめ。言い寄るのじゃなくて言い寄らせるの」(シェークスピア『真夏の夜の夢』)──このような男女の行動・性癖は何か遺伝的要因に由来するのだろうか?殺人、レイプ、さまざまの暴力、自然の破壊と収奪……こうした人間行為は生物進化に根源があるのだろうか?あるいはまた、このような生物学的解釈に、はたしてどんな意味があるのだろう?その意義と問題点を余すところなく洗い出し、検討してみよう。


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目次

第1章 生命活動に見られる2つの因果関係
第2章 思い違いの数々
第3章 ダーウィン以後の進化学説
第4章 行動の由来をたどる
第5章 遺伝子と行動
第6章 意志、学習および言語の進化論
第7章 判断と決断
第8章 人類と文化、そして進化
第9章 生物還元主義について

書誌情報

紙版

発売日

1994年06月15日

ISBN

9784062570206

判型

新書

価格

定価:855円(本体777円)

通巻番号

1020

ページ数

268ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介