愛と憎しみの心理学 犯罪心理の視点から

愛と憎しみの心理学 犯罪心理の視点から

アイトニクシミノシンリガクハンザイシンリガクノシテンカラ

ブルーバックス

愛は、いかにして憎しみに変わるのだろうか。
愛は突然はじまります。恋愛とは陶酔感情です。日常の生活のなかで、いつかは醒めるものです。この醒めた状態で、たがいに相手と安心して生活できるならば、問題はありません。平凡でも、幸せな生活が続くでしょう。ところが、どちらか1人が、新しい陶酔を求め、愛人を作ったとしたらどうでしょう。愛と憎しみの葛藤がはじまるのです。「2人だけ」の世界に見知らぬ第三者が入り込むことになります。嫉妬が起き、不安がが起こります。やがて恐怖感にさいなまれ、自殺、殺人等、愛は悲劇的な終局を迎えかねません。この愛憎の心の動きをたどってみましょう。


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目次

プロローグ 「愛」とは何か
1 動物における異性愛
2 少年の「愛」は本物か?
3 「子ども」から「大人」へ
4 愛が憎しみに変わるとき
5 愛と憎しみからの殺人
エピローグ 惜しみなく愛は奪う

書誌情報

紙版

発売日

1994年09月14日

ISBN

9784062570336

判型

新書

価格

定価:790円(本体718円)

通巻番号

1033

ページ数

222ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介