オーディオ常識のウソ・マコト

オーディオ常識のウソ・マコト

オーディオジョウシキノウソ・マコトシーディーカラスピーカーマデ

ブルーバックス

オーディオ装置の中身を知れば、手頃な値段で良い音を満喫できる!
オーディオの世界には不思議な話がたくさんある。「重いほど良いアンプだ」、「真空管アンプは軟らかい音がする」、「スピーカー・ケーブルは無酸素銅線に限る」……、これらの話は本当だろうか? 「良い音」は感覚的なものだから、妙な「こだわり」を持てば何10万円もの装置をそろえても満足できなくなる。しかし、その中身を知れば高級機でも普及機でも音にかかわるディジタル信号が変化するわけではなく、狭い部屋で音楽を楽しむなら大音量は必要ないことがわかる。では、どこに目をつけてオーディオ装置を選べば、お金をかけずに良い音を楽しめるのか? 本書には、そのためのヒントがイッパイ!


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目次

1 オーディオ常識の不思議
  1.不思議いっぱいのオーディオ界
  2.無酸素銅線で音はよくなるか?
  3.オーディオ・ケーブルは高いほうがよいか?
  4.部品によって音質が変わるか?
  5.聞こえない音も重要?
2 アンプの違いを見抜く
  1.アンプの構成
  2.電源神話を斬る
  3.専門書で見られる回路解析の誤り
  4.出力が小さくなるほどひずみが増えるという不思議
  5.最大出力で聴く人はいない
  6.終段はFETでなければダメなのか?
  7.アンプは本当に昔より進歩したのか?
  8.A級アンプ崇拝もほどほどに――
  9.真空管アンプの音は本当によいか?
  10.アンプの振動対策はどこまで必要か?
  11.メカ・ボリュームと電子ボリューム
  12.グラフィック・イコライザーは必要か?
3 アナログ録音と再生
  1.テープとヘッドの話
  2.ドルビーなどノイズ・リダクション・システムの功罪
  3.ハイファイ・ビデオ・デッキ音声部分の意外な性能
4 ディジタル録音と再生
  1.CDプレーヤーの話
  2.CDの録音形式
  3.笑ってすまされないCDへの“おまじない”
  4.DATの話
  5.MDとDCC
5 スピーカーの違いを見抜く
  1.スピーカーの話
  2.スピーカー・システムを選ぶポイントは?

書誌情報

紙版

発売日

1994年10月17日

ISBN

9784062570398

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

1039

ページ数

186ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介