宇宙論の危機

宇宙論の危機

ウチュウロンノキキアタラシイカンソクジジツニユレルゲンダイウチュウロンノサイゼンセン

ブルーバックス

観測技術の進歩がもたらした現代宇宙論の混沌!
何10億年あるいは何100億年という時間をかけて宇宙の果てから届く光は、宇宙の最古の光といえます。研究者たちは、この最古の光を調べることで宇宙の誕生と進化の謎に迫れると考え、最新の電波望遠鏡や人工衛星を使って観測に取り組みました。ところが困ったことに、新しい観測事実は研究者の想像を超えるものばかりで、これまで信じられてきた理論では説明がつかなくなってきました。宇宙論の危機の始まりです。本書は、第1線で活躍する研究者たちの素顔をとおして、この混迷する現代宇宙論の全体像に迫ります。


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目次

1 はじめに
2 ダークマターはなぜ必要か?
3 銀河はどこにある?
4 宇宙の果て
5 宇宙の重さを測る
6 宇宙の年齢
7 新しい物理学
8 新しい観測
9 「それはまるで神を見るようだ」

書誌情報

紙版

発売日

1994年11月15日

ISBN

9784062570442

判型

新書

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

通巻番号

1044

ページ数

398ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介