医療技術の最前線

医療技術の最前線

イリョウギジュツノサイゼンセンセイメイヲスクウギジュツ、クツウヲノゾクギジュツ

ブルーバックス

最新医療技術は治療をどう変えたか?
医療技術は、診断法、手術法ともに飛躍的な発展を遂げ、以前なら見つけることのできなかった早期腫瘍が発見されるようになり、とても助からなかった病気が治るようになった。しかし、その一方、医療が細分化し、「自分の病気は何か」という基本的なところが見えにくくなったといわれている。たしかに、医者に言われるまま、大きな機械と向き合うだけでは不安になるのも無理はない。
本書は、「先端医療」がどのような目的、どんな形で実施されているのか、医療の現場から紹介する。


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目次

1 新しい診断法が病気を見つける
  1.MRI(磁気共鳴映像法)
  2.心エコー診断法(カラー・ドプラー法)
  3.DNAフィンガープリント
  4.テレパソロジー(遠隔病理診断システム)
2 最新治療で不治の病はなくなるか
  1.PTCA(経皮経管的冠動脈形成術)
  2.ラパコレ(腹腔鏡下胆嚢摘出術)
  3.体外衝撃波結石破砕術
  4.レーザー治療
  5.光線力学的ガン診断治療装置
  6.顕微受精
  7.高圧酸素治療装置
  8.ガンマユニット
  9.重粒子線ガン治療装置(HIMAC)
3 ここまで進んだ人工器官
  1.人工皮膚
  2.人工関節
  3.人工肛門(ストーマ)
  4.人工内耳
  5.人工水晶体
  6.人工赤血球

書誌情報

紙版

発売日

1995年03月14日

ISBN

9784062570602

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

1060

ページ数

174ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介