
心と体を生かす性
ココロトカラダヲイカスセイセックストノウトカラダノカンケイヲカガクスル
- 著: 石濱 淳美

「性は一生」の考え方が心身の健康をもたらす!
性欲も性ホルモンも中高年になれば衰えるのは当然と思っている人は多いが、性医学の最新の研究によれば、人間の性ホルモンが多量に分泌されるのは20歳代と50歳以後であり、しかも、性欲をコントロールしているのは睾丸や卵巣などの性器官ではなく脳にある性中枢だという。「生は性であり、性は脳である」と言われるのはこのためだ。誤解の多い中高年者の性欲についても本書を読めば、性機能と脳と体のトータルな関係から、性欲は自然なものであることが納得でき、中高年者に避けられないさまざまな心身の老化現象も、それに適した方法をとることで避けられることがわかるだろう。すなわち、男女の情動行動としてのセックスを一生の間楽しむことが、心身の老化防止にすこぶる有効なのである。
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目次
1 人はセックスを脳でする!?
2 性ホルモンから性中枢へ
3 「立つ」のはなぜ?
4 男と女のオーガスム
5 性感を探る
6 性感帯を支配する神経
7 高齢者のセックス
8 インポテンスはなぜ起こる?
9 不感症はなぜ起こる?
10 脳から早漏を見る
11 「性欲を高める薬」は本当に効くか?
12 性感は鍛えられるか?
13 未完成婚と脳
書誌情報
紙版
発売日
1995年08月10日
ISBN
9784062570824
判型
新書
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
1082
ページ数
188ページ
シリーズ
ブルーバックス