
ここまできた光技術
ココマデキタヒカリギジュツオプトメカトロニクスノサイゼンセン
- 著: 浮田 宏生

光工学が新たな展開を見せている。
超小型のマイクロマシンが話題になっています。その実用化に不可欠なのは、電線のない遠隔操作の駆動装置やエネルギー源。太陽電池、光熱作用、光ひずみ作用、光圧などの技術の中で、光の力作用が最近注目を浴びています。この技術は、マイクロマシニングと結合し、マイクロオプトメカトロニクスとして、産業のすみずみにまで浸透しようとしています。また、将来の人工物と人間の共存を夢みて、新たなサイエンスの森、新たなテクノロジーの森に、ロマンを追求する若人がいます。本書は、そうした最新の光工学の世界へ読者を招待します。
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目次
第1章 光はどのように利用されてきたか
第2章 光を力として利用する
第3章 光マイクロマシンとは
第4章 光ヘッド──技術融合のハイテク商品
第5章 光振動子センサ──半導体レーザと可動機械の集積
第6章 光アクチュエータと光圧
第7章 光ピンセットとマイクロエネルギー源
第8章 マイクロオプトメカトロニクスの将来
書誌情報
紙版
発売日
1995年10月17日
ISBN
9784062570909
判型
新書
価格
定価:812円(本体738円)
通巻番号
1090
ページ数
236ページ
シリーズ
ブルーバックス