
数学でみた生命と進化
スウガクデミタセイメイトシンカイキノコリゲームノショウシャタチ
- 著: カ-ル・シグムンド ,
- その他: 冨田 勝 ,
- 訳: 慶應義塾大学冨田研究室

進化論は確率で解く問題である。
利己的遺伝子という考え方がある。遺伝子は、あたかも「意思」があるかのごとく、自らの生き残りのみを考えて「戦略」的に動くというのだ。しかし、遺伝子の意思・戦略と言われているものは、単に確率と偶然で語られるべきではないのだろうか。新しい種が誕生する確率、生き残る確率、反映する確率は、数学的思考法(それもごく簡単なもの)で見事に答えを導きだすことができる。では、進化におけるそれぞれの問題は、どのような数学的思考法で解決できるだろうか。
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目次
1 序章~メンデルの遺産~
2 自己複製オートマトンと人工生命
3 集団生態学とカオス
4 ランダムドリフトと連鎖反応
5 集団遺伝学
6 進化と性
7 進化するゲーム理論
8 互恵主義と協調関係の進化
9 終章~プレイバック~
書誌情報
紙版
発売日
1996年03月19日
ISBN
9784062571111
判型
新書
価格
定価:1,046円(本体951円)
通巻番号
1111
ページ数
446ページ
シリーズ
ブルーバックス