
酒の科学
サケノカガクチガイガワカルサケガクニュウモン
- 著: 野尾 正昭

原料と酒造工程からさぐる味わいの秘密
酒は味わい深いもの。たとえばビールひとつとっても、エール、ラガーなど種類はさまざま。原料が同じでも、発酵などの醸造工程が変われば性質や味が違ってくるのだ。またワインのように原料の質が味わいを左右する酒もある。醸造に使う水の違いが影響を与えることもある。さらに、発酵自体も西洋のように麦芽によるものとアジアのようにカビによるものとがあり、それによっても酒の性格は変化する。酒造りの歴史と酒造工程を追いながら、この複雑で微妙な味わいの違いをさぐってゆく。
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目次
1 酒は生きている
2 ビール――コクと切れと味わいの秘密
3 日本酒――磨き抜かれた酒の芸術
4 焼酎――個性的な風味と多彩な原料
5 ワインの楽しみ
6 ウィスキー――熟成が生み出す深い味わい
7 中国の酒
8 酒を楽しく飲むために
書誌情報
紙版
発売日
1996年05月20日
ISBN
9784062571227
判型
新書
価格
定価:790円(本体718円)
通巻番号
1122
ページ数
206ページ
シリーズ
ブルーバックス