
物理定数とは何か
ブツリテイスウトハナニカシゼンヲシハイスルフヘンスウノフシギ
- 著: 西條 敏美

自然のからくりが見えてくる
物理の法則につきものの「定数」は、その発見と探究の過程で、さまざまな新しい知見を物理の世界にもたらしました。「熱の仕事当量」を求める取り組みからエネルギー保存の概念が生まれ、「アボガドロ定数」の精密測定の結果から原子の実在が証明されました。また、「リュードベリ定数」はミクロとマクロの世界を、「ボルツマン定数」は熱力学的世界と統計力学的世界を結びつけることに成功しました。本書は有名な12の物理定数を丹念に追いながら、これらの普遍数が支配する自然の本質を明らかにしていきます。
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目次
1 万有引力定数
2 重力加速度
3 大気圧
4 熱の仕事当量
5 音速
6 光速度
7 電子の比電荷
8 電気素量
9 アボガドロ定数
10 リュードベリ定数
11 プランク定数
12 ボルツマン定数
書誌情報
紙版
発売日
1996年10月18日
ISBN
9784062571449
判型
新書
価格
定価:1,078円(本体980円)
通巻番号
1144
ページ数
280ページ
シリーズ
ブルーバックス