
アトピ-は治る
アトピーハナオルゴカイダラケノ“カンキョウビョウ”
- 著: 西岡 清

なぜ大人も悩まされるようになったのか。
かつてアトピー性皮膚炎は、赤ちゃんの時に発症しても、3歳くらいまでにはよくなるのが普通でした。ところが日本では最近、思春期以降に発症する人が増えています。しかもとても治りにくくなっています。それは、現代の生活環境や習慣に、皮膚に対する思いやりが欠けていて、日常生活のそこここに悪化の原因が潜んでいるからです。
また、誤った食物制限や怪しげな民間療法、ステロイド外用薬に対するいわれのない偏見などが、症状をかえって悪くしています。誤解されているこの“環境病”を正しく理解していただきたいと思って、この本を書きました。
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目次
第1章 アトピー性皮膚炎はどんな症状なのでしょうか
1・“皮膚科”の看板を掲げる責任について
2・アトピー性皮膚炎の診断基準
3・日本で増えている大人のアトピー性皮膚炎
4・アトピー性皮膚炎で見られる皮膚の異常
5・アトピー性皮膚炎に合併しやすい病気
第2章 アトピー性皮膚炎はどのようにしておきるのでしょうか
1・かぶれ反応による湿疹のメカニズム
2・ige抗体による湿疹反応のメカニズム
3・ige抗体とアトピーアレルギー
第3章 アトピー性皮膚炎を悪化させているのはなんでしょう
1・アトピー性皮膚炎を悪化させる生活習慣
2・アトピー性皮膚炎を悪化させる生活環境
3・アトピー性皮膚炎を悪化させる食べ物
4・治療薬が悪化の原因になっていることもある
第4章 アトピー性皮膚炎をどのように治療するのでしょうか
1・原因をみつけることが治療のスタート
2・植物制限の正しいやりかた
3・薬物治療の正しい理解
4・正しいスキンケア
5・民間療法に対する心構え
おわりに
書誌情報
紙版
発売日
1997年05月20日
ISBN
9784062571708
判型
新書
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
1170
ページ数
190ページ
シリーズ
ブルーバックス