分子レベルで見た薬の働き

分子レベルで見た薬の働き

ブンシレベルデミタクスリノハタラキアタラシイクスリニイドムセイメイカガク

ブルーバックス

●人類はがんやエイズの薬を手に入れることができるだろうか?
薬は私たちの体の中で、どのようにして効いているのだろうか?かつて薬の発見は、長い時間と多くの犠牲の上に成りたつ、経験的なものだった。だから、非常に複雑な薬の働きを理解することはほとんど不可能であった。
ところが、20世紀終盤の今、生命現象を分子レベルで扱う分子生物学は、コンピュータという強力な武器を手に入れ、さらに化学と物理学を総合する形で生命科学として開花した。生命科学は、生命現象だけでなく、病気のメカニズムや薬の働きまでも、分子レベルで解き明かしつつある。新たに作製したステレオの構造図を駆使して、生命科学の最前線を紹介する。


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目次

ビジュアルに理解する薬の生命科学
第1章 薬はどのように効くか
第2章 バクテリアとの果てしなき戦い
第3章 難病を克服する
第4章 免疫力を操作する
第5章 成人病の治療
第6章 風邪薬と胃薬
第7章 人類の未来と薬

書誌情報

紙版

発売日

1997年07月18日

ISBN

9784062571807

判型

新書

価格

定価:858円(本体780円)

通巻番号

1180

ページ数

238ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介