共生の意味論

共生の意味論

キョウセイノイミロンバイキンヲクチクシテヒトハイキラレルカ

ブルーバックス

『笑うカイチュウ』の著者が贈る次世代へのメッセージ!
分断してしまった生態系ネットワークの修復をめざして。
長い間ヒトの体内に生きてきた回虫などの寄生虫は、体内で栄養を横取りはするが、宿主であるヒトを殺して元も子もなくすような致命的な害はもたらさないできた。
ひるがえってヒトはどうだろうか?おのれの繁栄のみを求めて、多様な生命の共存する地球生態系を壊し、今そのしっぺ返しを受けようとしているのではないか?
抗生物質の効かない新種の病原菌を出現させ、花粉症やアトピー性皮膚炎等を招いた「微生物・異生物排除」の発想に大転換をはかるため、「共生」のしくみと意味を解明する。


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目次

第1章 人と寄生虫とウイルスの共生
第2章 人と寄生虫の共生の妙
第3章 共生の機序
第4章 共生の意味

書誌情報

紙版

発売日

1997年11月20日

ISBN

9784062571968

判型

新書

価格

定価:792円(本体720円)

通巻番号

1196

ページ数

206ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介