お話・数学基礎論

お話・数学基礎論

オハナシ・スウガクキソロンスウガクデハカナラズタダシイケツロンニトウタツデキルカ

ブルーバックス

天才たちが考え悩んだ大論争の顛末。
数学の根本を確かなものにするための、カントル・集合論からゲーデル・不完全性定理までの物語。

“カフェ・ド・ロンリ”へようこそ――
カントルの集合のパラダイス、そこから噴出したパラドックス。数学をゲームにするための論理式。巨星ヒルベルトを打ちのめした青年ゲーデルの不完全性定理。
京都のどこかにあるという“カフェ・ド・ロンリ”で弾む会話を聞いているうちに、いつのまにかロマンあふれる集合や論理の世界に引き込まれ、数学の基礎づけをめぐる論争=数学基礎論論争の一番面白いところが手にとるようにわかります。

べき集合、連続、無限、ラッセルのパラドックス、
命題論理、述語論理、三段論法、公理、定理、
形式とモデル、連続体仮説、直観主義、
不完全性定理、再帰的関数etc.

……やさしい「お話」の中で、集合や論理の重要事項を絶妙に解説。「数学基礎論なんて難しすぎてわかるはずがない」とあきらめていた人のための入門書。


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目次

第1章 メニュー・集合のパラダイス
第2章 メニュー・論理ゲーム
第3章 メニュー・数学の基礎についての論争
第4章 エピローグ・わくわく21世紀

書誌情報

紙版

発売日

2002年06月20日

ISBN

9784062573740

判型

新書

価格

定価:990円(本体900円)

通巻番号

1374

ページ数

256ページ

シリーズ

ブルーバックス

著者紹介