
微粒子から探る物性七変化
ビリュウシカラサグルブツセイシチヘンゲコロイドトカイメンノカガク
- 著: 前野 昌弘

水と油がまざらないのは周知の事実
では、なぜミルクは水分と脂質が分離しないのか?
微粒子になると、物質は劇的に性質を変える!
小麦粉の粉塵は、なぜ突然爆発したのか?まき割りをするように、物質を細かく砕いていくと、ある大きさの粒(=微粒子)になった時、それは、もとの物質とはまるで違う振る舞いを始める。その不思議な現象の数々を眺めながら、私たちの生活に深く関わる微粒子を解き明かす。
微粒子が織りなすマジック!
・青い空、真っ赤な夕焼けを演出
・アルミニウムをロケットの燃料に変えてしまう
・凹凸のある自動車でも均一に塗装する
・洗剤でゴキブリを殺す
・泡で鉱物を選り分ける……etc.
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目次
第1章 微粒子とはなにか?
第2章 コロイドと媒質
第3章 微粒子と界面
第4章 水と油をとりもつ微粒子
第5章 濡れるということ
第6章 泡もまた微粒子といえるか?
書誌情報
紙版
発売日
2002年11月20日
ISBN
9784062573924
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
1392
ページ数
240ページ
シリーズ
ブルーバックス