
新・核融合への挑戦
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無限のエネルギーを求める人類の夢にどこまで近づいたか!
超高温プラズマ科学と核融合研究開発の現場からの最新レポート!
核融合によって無限とも思えるエネルギーを降り注いでくれる太陽の表面温度は6000度、中心部でも1500万度といわれている。それに対して日本の核融合実験装置JT-60では5億2000万度というとてつもない超高温プラズマをすでに実現している。そう、この30年間、核融合の研究開発は確実に進展してきているのだ。超高温プラズマ科学や超高真空技術などをも含む膨大な分野の研究成果と技術進歩を総合することで進展してきたこの巨大科学技術の到達点と将来への展望は、心をかき立てないではおかない。
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目次
1.超高温プラズマとは
2.電流ホール
3.核融合発電
4.磁場とプラズマ
5.プラズマの閉じ込め
6.衝突による粒子と熱の流れ(新古典理論)
7.プラズマの中の揺動による熱の流れ(乱流による熱輸送)
8.放射による熱の流れ
9.プラズマの加熱
10.プラズマ電流を流す
11.プラズマの計測
12.ダイバータと真空
13.断熱層
14.ステラレータ
15.慣性核融合(レーザー核融合)
16.核融合炉へ
17.国際協力とITER(国際熱核融合実験炉)計画
18.核融合発電の安全性
19.核融合炉の特殊な用途
20.未来への展望
書誌情報
紙版
発売日
2003年03月18日
ISBN
9784062574044
判型
新書
価格
定価:990円(本体900円)
通巻番号
1404
ページ数
248ページ
シリーズ
ブルーバックス