
知能の謎
チノウノナゾニンチハッタツロボティクスノチョウセン

瀬名秀明と9人の知能・ロボット研究者が人間の知能をさぐる
人間のような知能を持ったロボットを通して「知能」の探求がこれから始まる
周囲の環境と関わり、学習・発達しながら人間のような知能を持ったロボット、それが「認知発達ロボティクス」である。「人間らしさとは何か」という究極の問題に挑む知能・ロボット研究者が見つめている先に何があるのか、最先端のロボット研究を通して垣間見る。
人間の知能に迫るアプローチ
0:世界の認識―どうすれば知能の問題に迫れるか……瀬名秀明
1:身体―人間の身体が持つ本質をさぐる……浅田 稔
2:脳―脳はどのように行動を学習していくか……銅谷賢治
3:カオス―ロボットが自分を自分だと意識するとき……谷 淳
4:感性―「心を持つ」とはどういうことなのか……茂木健一郎
5:心理―ロボットに心があるかを判定する……開 一夫
6:知能―ロボットの心はプログラムできるか……中島秀之
7:社会―人とロボットの相互作用をデザインする……石黒 浩
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目次
序論――見えない「賢さ」をロボットで探る
アプローチ0 子ども部屋の扉を開けて外へ――世界の認識
アプローチ1 意味を取り出すためのハード――身体
アプローチ2 学習する身体――脳
アプローチ3 世界との関わりの中で揺らぐ自己の境界――カオス
アプローチ4 環境との相互作用の第一歩――感性
アプローチ5 人の心を探るロボット――心理
アプローチ6 知能を持つロボット――知能
アプローチ7 社会に参加するロボット――社会
書誌情報
紙版
発売日
2004年12月18日
ISBN
9784062574617
判型
新書
価格
定価:1,078円(本体980円)
通巻番号
1461
ページ数
280ページ
シリーズ
ブルーバックス