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冗長性から見た情報技術
ジョウチョウセイカラミタジョウホウギジュツヤサシクリカイスルゲンリトシクミ
- 著: 青木 直史

情報圧縮、誤り訂正、パケット通信、暗号、コピーガード、電子透かし……キーワードは、冗長性だ
情報技術を理解するキーワードは“冗長性”
情報圧縮は、情報の冗長性を削り取ることです。正しく送るためにあえて冗長な情報を付け加えるのが、誤り訂正のためのデータです。このように、情報の冗長性という視点で情報技術とその基礎になる情報科学をやさしく解説します。
短い言葉でも情報が正しく伝わるのであれば、それ以上の情報のやり取りは蛇足になります。もちろん、情報が正しく伝わっていないようであれば、誤解のないように、さらに詳しい情報を伝えなければなりません。このように、了解度という視点から情報のやり取りを考えるときに、重要になるのが「冗長性」という概念です。次から次に登場する最新情報技術も、冗長性の視点から見ると、やさしく理解できます。
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 情報の冗長性
第2章 情報の表現
第3章 マルチメディア
第4章 情報の圧縮
第5章 インターネット
第6章 情報の誤り訂正
第7章 ステガノグラフィ
第8章 電子透かし
第9章 情報の互換性
第10章 感覚の隙間
第11章 生体の冗長性
第12章 情報の多義性
書誌情報
紙版
発売日
2011年03月23日
ISBN
9784062577199
判型
新書
価格
定価:902円(本体820円)
通巻番号
1719
ページ数
208ページ
シリーズ
ブルーバックス