入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ

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電子あり

入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ

ニュウモンシャノリナックスソボクナギモンヲカイショウシナガラマナブ

ブルーバックス

さまざまな事情からLinuxを使い始める(学び始める)人が増えています。そうしたLinux初心者がまず戸惑うのは、コマンドを使って操作する点ではないでしょうか。WindowsやMacならマウスを使う操作を、なぜコマンドで行うのか。本書では、実際に数々のコマンドを打ち込みながら、その理由を学んでいきます。本格的にLinuxを学び始める前に知っておくと便利なことを、さくっと読める一冊です。


本書は、Linuxを学ぼうとする人の多くが知りたいと思う「Linuxってどういうものなのだろか」を主なテーマに書かれたものです。
「進学や就職などの事情で、Linuxを使わねばならなくなった!」
「Raspberry PiでLinux系のOSを使い始め、コマンド操作に興味を持った!」
「WindowsやMacはある程度使えているから、今度はLinuxも使えるようになりたい!」
といった方々が、「Linuxらしい使い方」を心地よく理解できるように構成されています。
また、「Linux専門の厚めの入門書にチャレンジしようかと迷っている」といった方にとっては、気軽に読みやすい一冊です。

LinuxをLinuxらしく使うために、避けて通れないのがコマンドを使う操作です。コマンドを上手に使うことによって、多様で複雑・繊細な要求を、シンプル・柔軟にコンピュータに伝えることができます。本書では、実際に数々のコマンドを打ち込んで、その操作結果を確認しながら学習を進めていきます。コマンドは、シンプルなものから、ウェブカメラの画像を用いて動画を作成するといった少し複雑なものまで、単に暗記してもらうためではなく、Linuxの特徴を楽しみながら学べるものを選出。読み終える頃には、ご自身のLinuxへの理解が深まっていることを実感できます。

なお、本書に掲載しているコマンドは、Ubuntu 16.04 LTSとRaspbian(NOOBS v1.9.2とv1.9.3)で動作することを確認しています。またシェルはbashを前提としています。
できるだけ多くのLinux(やUnix)で動作するコマンドを掲載する方針で選定していますが、ここで紹介した以外の環境の場合、本書の内容と同じように動作しない可能性があります(掲載されている情報は2016年9月のものです)。


  • 前巻
  • 次巻

目次

第1章 Linuxとは?
第2章 Linuxを使ってみよう! でもどこで……?
第3章 シェル初体験!
第4章 ディレクトリ
第5章 ファイル
第6章 標準入出力
第7章 ユーザーと管理者
第8章 ワンライナーでプログラミングしてみよう!
第9章 awkを使ってみよう!
第10章 定番のテキストエディターvi
第11章 シェルをもっと知ろう
第12章 プロセスの管理と操作
第13章 応用!
終章 「Linux力」をつけるには?

書誌情報

紙版

発売日

2016年10月19日

ISBN

9784062579896

判型

新書

価格

定価:1,276円(本体1,160円)

通巻番号

1989

ページ数

320ページ

シリーズ

ブルーバックス

電子版

発売日

2016年10月28日

JDCN

0625798900100011000J

著者紹介

著: 奈佐原 顕郎(ナサハラ ケンロウ)

1969年生まれ。岡山県立岡山一宮高等学校、東京大学工学部計数工学科卒。北海道大学大学院地球物理学専攻(修士)、京都大学大学院森林科学専攻(博士)修了。モンタナ大学研究員を経て、現在、筑波大学生命環境系准教授。専門は人工衛星を用いた地球環境観測と、農学系大学生の数学・物理学基礎教育。

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