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神を殺した男 ダーウィン革命と世紀末
カミヲコロシタオトコダーウィンカクメイトセイキマツ
- 著: 丹治 愛

1859年11月24日、「神の死」を決定づける書が世に出た。初版1250部の『種の起源』は、即日完売となる。「進歩の夢」と「ニヒリズム」が、交錯する世紀末。マルクス主義・自然主義・帝国主義・社会ダーウィニズム……。あらゆる知の分野は、「進化論」のうえに再構築され、20世紀へと突入する。世紀末を飾ったテクストをとおし、ダーウィニズムの思想的磁場を考察した意欲作。
【目次】
第一章 神の殺害――個別創造説・思弁的進化論・ダーウィニズム
第二章 人類の黄昏――ユートピアニズム・マルクス主義・ダーウィニズム
第三章 コリンズ殺人事件――自然主義・決定論・ダーウィニズム
第四章 大英帝国の栄光と暗黒大陸――帝国主義・人種差別主義・ダーウィニズム
エピローグ
注
ブックガイド
「神を殺した男」年表
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
第一章 神の殺害――個別創造説・思弁的進化論・ダーウィニズム
第二章 人類の黄昏――ユートピアニズム・マルクス主義・ダーウィニズム
第三章 コリンズ殺人事件――自然主義・決定論・ダーウィニズム
第四章 大英帝国の栄光と暗黒大陸――帝国主義・人種差別主義・ダーウィニズム
エピローグ
注
ブックガイド
「神を殺した男」年表
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
1994年04月04日
ISBN
9784062580144
判型
四六
価格
定価:1,602円(本体1,456円)
通巻番号
14
ページ数
286ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
著: 丹治 愛(タンジ アイ)
1953年生まれ。東京大学文学部英米文学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学教養学部助教授。専攻は、イギリス文学、イギリス地域研究。著書に、『モダニズムの詩学――解体と創造』(みすず書房)、『歴史の再生の夢』(篠崎書林)などがある。共訳書に、ジュリアン・バーンズ『10-1/2章で書かれた世界の歴史』(白水社)がある。