聊斎志異

聊斎志異

リョウサイシイガンセトカイイノノゾキカラクリ

講談社選書メチエ

狐、神仙、鬼、妖怪……。その裏側にかくされている「志異」の素顔。幻と現実のあわいに浮かぶロマンの世界。世を手玉にとる希有な手品、あるいは人を食った巧妙な魔術のようなその創造性。卓越したモラリストにして表現者・蒲松齢が描く、悲しくも美しい人間模様。冴えわたる筆が、われわれの精神を解放し、躍動させる。


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目次

1 その書のあらまし
2 科挙は怖い
3 独創性の在り処
4 夫婦は異なもの
5 解語の花はいやらしい――狐の話その1
6 かい諧玩世――狐の話その2
7 批評家の群れ――狐の話その3
8 よき友、よき女房――狐の結び

書誌情報

紙版

発売日

1994年04月04日

ISBN

9784062580151

判型

四六

価格

定価:1,602円(本体1,456円)

通巻番号

15

ページ数

228ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介