
地図の想像力
チズノソウゾウリョク
- 著: 若林 幹夫

「地図」とは、「世界」を制作する欲望である。古えの想像的な世界図を、正確な測量が覆いつくしていった。近代とは、500年をかけて世界を「単一の連続平面」に描くプロジェクトだった。世界に対する知の意志は、地図を媒体にして、資本の権力を結びつく。地図という具体的な表現のなかに、社会と人間の構造を探る。
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目次
1 社会の可視化
2 拡張される世界
3 近代的世界の「発見」
4 国土の制作と国民の創生
5 地図としての社会 地図を超える社会
書誌情報
紙版
発売日
1995年06月05日
ISBN
9784062580502
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
通巻番号
50
ページ数
262ページ
シリーズ
講談社選書メチエ