
北の十字軍
キタノジュウジグンヨーロッパノホッポウカクダイ
- 著: 山内 進

時は中世、ヨーロッパ北方をめざす「もう1つの十字軍」があった。教皇の名の下、「異教徒を根絶」すべく残虐の限りを尽くすドイツ騎士団。それを正当化した「思想」とは何か?大殺戮批判が生んだ「人権思想」とは?3世紀に及ぶゲルマン・スラブの相克から「大航海期」までをも展望し、ヨーロッパ拡大の理念とその矛盾を抉りだす。
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目次
●プロローグ──映画「アレクサンドル・ネフスキー」が語るもの
●フランク帝国とキリスト教
●ヴェンデ十字軍
●リヴォニアからエストニアへ
●ドイツ騎士修道会
●タンネンベルクの戦い
●コンスタンツの論争
●エピローグ──「北の十字軍」の終焉とヨーロッパのグローバルな拡大
書誌情報
紙版
発売日
1997年09月10日
ISBN
9784062581127
判型
四六
価格
定価:2,090円(本体1,900円)
通巻番号
112
ページ数
326ページ
シリーズ
講談社選書メチエ