春画

春画

シュンガカタテデヨムエドノエ

講談社選書メチエ

一読瞠目のSHUNGA論!
春画はまさしくそれが性(セックス)についてのものであるがゆえに、他のどういう絵画の形式とも異なるのだ。

春画が描いたのは「現実」ではなく、江戸人士の「性的幻想」である。春画はどう使われたのか?巨大な生殖器、豆男、動植物や小道具に託された意味とは?江戸の性(セクシュアリティ)、身体、象徴、窃視、空間システムなど、多方面から、美術史の1つの特異点を創造した江戸という時代の珍らかな顔貌(かんばせ)を凝視する。


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目次

・大江戸春画トピアへようこそ
・春画・セクシュアリティ・美人画
・分節される身体
・春画の中のシンボル
・窃視の政治学
・性と外界
・この絵は勝ってはいけない

書誌情報

紙版

発売日

1998年04月10日

ISBN

9784062581288

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

通巻番号

128

ページ数

286ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介