魔都上海―日本知識人の「近代」体験

魔都上海―日本知識人の「近代」体験

マトシヤンハイニホンチシキジンノキンダイタイケン

講談社選書メチエ

日本人はなぜこの都に耽溺したのか?天を衝く摩天楼、繁盛をきわめる茶館、そしておびただしい娼婦、アヘン窟。〈西洋の入り口〉にして、国民国家の〈破壊装置〉。高杉晋作、谷崎潤一郎、村松梢風らの「上海体験」を通し、幕末から昭和に至る近代日本を捉え直す。


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目次

第1章 サムライたちの上海
第2章 東アジア情報ネットワークの誕生
第3章 日本の開国と上海
第4章 「ロマン」にかき立てられた明治人
第5章 魔都に耽溺した大正作家たち
第6章 「魔登都市」と昭和

書誌情報

紙版

発売日

2000年06月09日

ISBN

9784062581868

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

通巻番号

186

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介