
人はなぜ戦うのか
ヒトハナゼタタカウノカ
- 著: 松木 武彦

弥生時代、稲作とともに「最新思想」、戦争が到来!
膨大な発掘資料をもとに、〈戦争の考古学〉が日本人の戦いを読み解く
縄文時代にはなかった戦争が、弥生時代、「先進文化」として到来した。食糧をめぐるムラ同士の争いは、いかに組織化され、強大な「軍事力」となるのか。傷ついた人骨・副葬武器・巨大古墳など、膨大な発掘資料をもとに列島の戦いのあとを読み解き、戦争発展のメカニズムに迫る。
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目次
第1章 戦争の根源をさぐる
第2章 戦士の誕生――弥生時代の戦い
第3章 英雄たちの時代――弥生から古墳へ
第4章 倭軍の誕生――「経済戦争」としての対外戦争
第5章 英雄から貴族へ――古代国家の形成
第6章 国の形、武力の形――古代から中世へ
第7章 戦争はなくせるか――考古・歴史学からの提言
書誌情報
紙版
発売日
2001年05月10日
ISBN
9784062582131
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
通巻番号
213
ページ数
264ページ
シリーズ
講談社選書メチエ